小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」とは?

トイプードルやチワワなどの小型犬に多くみられる病気の一つに「膝蓋骨脱臼」と呼ばれるものがあります。

 

これは、わんちゃんのお膝にある

膝蓋骨(通称パテラ)が内側や外側に

外れ、脱臼してまう病気で、症状に応じ

4段階に分けられます。

 

●グレードⅠ

膝蓋骨は正常の位置にあり、たとえ脱臼しても自然に元の位置に戻る。

日常生活に支障はない。

 

●グレードⅡ

時々、脱臼した足をあげて歩くが、(ケンケンのような状態)

足を伸ばしたり、人が手をかけることで整復できる。

このまま症状が進行すると、グレードⅢに移行。

 

●グレードⅢ

常に脱臼。整復しても、すぐに脱臼を繰り返し、足をあげて歩く姿が多くなる。

 

●グレードⅣ

常に脱臼したままの状態で元に戻すことができない。

脱臼した足を浮かせたまま歩くようになる。

 

上記のように、脱臼した足をあげて歩く姿を目にして異変に気付く場合も

ありますが、「足を伸ばす」が発見のサインになることもあります。

 

普段、何気なく見ている「足を伸ばす」動作。

実は、外れた膝蓋骨を正位置に戻している可能性があります。

 

我が家の愛犬、小雪ちゃんも膝蓋骨の脱臼クセがあり、

よく寝起きにこの動作をします。お家のわんちゃん達はいかかですか?

膝蓋骨脱臼の治療は、症状の有無やグレードによって異なります。

現在、小雪ちゃんは、関節のサプリメントを服用しています。

 

お家の子の変化に気が付いた場合は、症状が悪化する前に

お早めに病院にご相談くださいね!